腰から背中にかけて、いつも同じ側がつらい。マッサージで一度ラクになっても、数日するとまた同じ側が気になる。そんなことはありませんか?
立っていると、いつの間にか片足に体重をかけている。私にも、そんな時期がありました。
同じ側のつらさが気になるとき、靴底を左右で見比べると、普段の身体の使い方を振り返るきっかけになります。ただし、靴底の減り方だけで、つらさの原因を決めることはできません。
「左に乗っている気がする」という感覚
先日いらした方が、「左にばっかり体重が乗ってる感じがするんです」と話してくれました。
立った状態を確認すると、身体は少し左に寄っていました。ご本人が感じていたことと、実際の立ち方が重なった場面です。
施術後、立ち上がったその方は「え、ちゃんと両足に乗ってる!」「立ち方が全然違う…!」と驚いていました。
これは、その方がそのときに感じた変化です。誰もが同じように変わるという意味ではありません。ただ、ご本人の「左に乗っている気がする」という感覚を、私は大切にしたいと思いました。
左右ぴったりでなくて大丈夫
身体の使い方に左右差があること自体は、珍しくありません。まっすぐ完璧に立つことや、左右を同じにそろえることを目標にしなくていいんです。
一方で、つらさがいつも同じ側に出ていて、立つときも同じ足に頼っているようなら、私はその偏りを見過ごしたくありません。片側ばかり頑張っていないか、身体全体の立ち方や動きと合わせて見ていきます。
靴底も、その手がかりの一つです。

靴底を左右で並べてみませんか?
よく履く靴を一足、床に置いて左右を並べてみてください。
- 右と左のかかとを見比べる。
- つま先や、靴底の内側・外側も見比べる。
- 片方だけ極端に減っている場所がないかを見る。

いちばん見てほしいのは、右と左の違いです。「いつも同じ側がつらい」と感じているなら、靴底にも気になる差がないか、こっそり見てみてください。
靴底の減り方には、靴そのものや履き方なども関わります。外側が減ったら必ず足の外に体重がかかっている、内側が減ったら必ず身体が傾いている、と一つに決めることはできません。靴底は診断ではなく、今の自分に目を向ける入口です。
「クセだから仕方ない」と流していた違和感も、少し立ち止まって見るきっかけになります。片側に頼り続けなくていい立ち方を考えるために、まずは靴の裏から始めてみませんか。
腰や背中の痛みが強い、次第に悪くなる、脚のしびれや力の入りにくさがあるときは、靴底チェックだけで済ませず、整形外科へ相談してください。


