こんにちは、ふらっとサロンの河合(たけ院長)です。
「マッサージに行っても、数日でまた肩がガチガチになる」
「身体が重くて、思い通りに動かない」
そんなお悩み、ありませんか?
私も30代の会社員時代は、仕事を優先して自分のケアを後回しにしていました。慢性頭痛と肩こりに苦しみ、毎日鎮痛薬が手放せないほどだったんです。
当時、つらくなったときの対処として知っていたのは、とにかく強く揉んでもらうことでした。
今、施術で身体全体を見ていると、固く感じる筋肉だけに目を向けていては分からないことがあります。どの筋肉が働き、どこが働きにくくなっているのか。日々の食事で、身体を支える栄養をとれているか。 この両方を大切にしています。
今日は、筋肉同士の役割分担と、骨だけでなく筋肉にも必要なカルシウムのお話です。
筋肉は、一つだけで動いているわけではありません
例えば、腕を曲げるとき。
腕を曲げる側の筋肉が働き、その反対側の筋肉は力が抜けやすくなります。腕を伸ばすときは、伸ばす側の筋肉が働く番です。
このように、一方が働くときに反対側の働きを抑える、神経による調整があります。「相反抑制」と呼ばれる仕組みです。
ただ、いつでも片方だけが働くわけではありません。関節を安定させるために両側が一緒に働くこともあり、動きや姿勢に応じて調整されています。
身体の動きは、いくつもの筋肉が協力して成り立っている。 ここが大切なんですね。

固い場所だけでなく、「働きにくい筋肉」も見たい
ふらっとサロンで施術をしていると、ガチガチに感じる筋肉に加えて、別の筋肉の働きにくさが気になる場面をよく見かけます。
私は、その役割の偏りを説明するときに、
- 働きすぎている筋肉を「過労筋」
- 働きにくくなっている筋肉を「不労筋」、あるいは「サボリ筋」
と呼んでいます。
これは、筋肉の働き方をイメージしやすくするためのサロンでの説明用語です。
ほぐしたところがまたつらくなると、そこをもっと強く揉みたくなることもありますよね。私も、かつてはそうでした。
今は、固いところを確認することと一緒に、ほかの筋肉が役割を果たせているかも見る。 その視点を大切にしています。
肩こりの理由は一人ひとり違うため、「サボリ筋が原因」と一つに決めつけることはできません。姿勢や動き、生活の様子も含めて確かめていきます。
カルシウムは、骨だけの栄養ではありません
筋肉の働きを支える栄養の一つが、カルシウムです。
「骨を強くするもの」というイメージが強いですよね。身体のカルシウムのほとんどは骨や歯にありますが、筋肉が動くことや、神経が情報を伝えることにも必要です。
身体は、血液中のカルシウム濃度を一定の範囲に保つように調整しています。骨も、その調整を支える貯蔵庫の役割を担っています。
食事から十分にとれない状態が長く続くと、骨の健康への影響が気になります。
ここで、分けて考えたいことがあります。
食事でカルシウムが足りないことと、血液中のカルシウムが低いことは、そのまま同じではありません。 肩がこるからといってカルシウム不足と判断したり、カルシウムをとれば肩こりが解消すると考えたりはできないんですね。
栄養は、身体を日々支えるためのもの。その視点で、食事を見直してみましょう。
次の食事で、「身体の材料」に目を向けて
カルシウムを含む身近な食品には、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐、小松菜などがあります。豆腐は製品や使われる凝固剤によって、カルシウムの量に違いがあります。
今日の食事には、こうした食品が入っていたでしょうか?
ヨーグルトを一品加える。
副菜に小松菜や豆腐を選ぶ。
自分が食べられるもの、続けやすいものからで大丈夫です。カルシウムだけに偏らず、いろいろな食品を組み合わせることも大切にしたいですね。

「使い方」と「材料」の両方を見直す
つらい筋肉をほぐすことに加えて、身体全体の働き方と、日々の栄養に目を向ける。
これが、私の大切にしている視点です。
ふらっとサロンでは、姿勢や動きに加え、キネシオロジーの筋反射テストなども使いながら筋肉の反応を確認し、その日の状態に合わせて施術を組み立てています。調整したあとは、動きやご本人の感覚をもう一度確かめます。
筋反射テストだけで肩こりの原因や栄養不足を診断するものではありません。
「歳のせいかな」と諦める前に、どんな場面で身体が固く感じるのか、食事でどんなものを食べているのか、少し振り返ってみませんか?
身体全体のバランスと、毎日の小さな積み重ね。気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。
参考資料
- NIH Office of Dietary Supplements:Calcium — Health Professional Fact Sheet(カルシウムの働きと血中濃度の調整)
- NIH:Calcium Fact Sheet for Consumers(筋肉・神経での役割と食品)
- Reciprocal inhibition in man(筋肉の協調に関わる相反抑制)
確認日:2026年10月14日。


