
縮こまる姿勢がもたらす筋肉のアンバランスと対策
2024年12月18日 17:36
12月も半ばを過ぎ、冷え込みが厳しくなってきましたね。
寒さが増すと、私たちの体は自然と筋肉を縮めて体温を維持しようとします。
このとき、一部の筋肉に負担が集中し、逆に使われなくなる筋肉が出てきてしまうことで、
筋肉のバランスが崩れて不調を招くことがあります。
縮こまる姿勢がもたらす筋肉の偏り
寒い環境では、体を縮めることで熱を逃がさないようにするため、
一部の筋肉が過剰に働きやすくなります。
よく使われる筋肉
胸鎖乳突筋(首の前側):首をすくめる動作で緊張しやすくなります。
僧帽筋(特に上部):肩をすくめる姿勢で収縮が強まり、緊張しやすくなります。
腸腰筋(骨盤周辺):体を丸める姿勢で収縮が強まり、腰周りの動きを制限します。
胸鎖乳突筋
一方で、
これらの筋肉に対して働くべき拮抗筋(反対方向に動く筋肉)が
使われにくくなります。
使われにくい筋肉
広背筋:背中の筋肉で、肩甲骨を引き下げる役割がありますが、肩をすくめた姿勢では十分に働きません。
下部僧帽筋:肩甲骨を下げて安定させる筋肉ですが、縮こまる姿勢では使われる機会が減少します。
ハムストリングス(太ももの裏側):骨盤を安定させる筋肉ですが、座りがちや丸まる姿勢では機能が低下します。
広背筋
筋肉の力が偏るとどうなる?
寒いことで、特定の筋肉が緊張し続けると、
その筋肉が過剰に働く状態が続くことになります。
このような、筋肉のバランスが崩れた状態が続くと、
以下のような問題を引き起こします。
血流の悪化
緊張しすぎた筋肉は、血管を圧迫して血流を妨げます。
結果として、疲労物質が溜まりやすくなり、肩こりや腰痛の原因となります。
硬結の形成
血流が悪化すると筋肉内に硬結(硬いしこり)ができやすくなり、これが痛みを引き起こします。関節の可動域が制限される
バランスの崩れた筋肉は、関節の動きを制限し、動作時に不自然な力が加わることで、痛みを増幅させます。神経の圧迫
過剰に働いた筋肉が神経を圧迫すると、痛みやしびれを感じることがあります。特に腰痛ではこの影響が顕著です。
これらの悪循環が続くと、肩こりや腰痛が慢性化し、
日常生活に大きな影響を及ぼしかねません。
冷えによる筋肉のアンバランスを整えるためには、
使われすぎた筋肉を緩める
肩や首の筋肉(僧帽筋や胸鎖乳突筋)をストレッチで緩めましょう。
例えば、肩甲骨を引き下げる動きや、首をゆっくり伸ばすストレッチが効果的です。
使われにくい筋肉を意識的に使う
広背筋や下部僧帽筋を鍛えるエクササイズを取り入れましょう。
ゴムバンドを使った引き下げ運動や、胸を開くストレッチが有効です。
全身の血流を促進する
寒いときこそウォーキングや軽い運動を心がけ、全身の血流を良くしましょう。
また、ぬるめのお風呂に浸かることで筋肉をリラックスさせることも重要です。
当院でできるサポート
当院では、筋肉のバランスを整える施術を提供しています。
【筋肉反射テスト】を活用して、
使われすぎている筋肉と弱くなっている筋肉を特定し、調整します。
また、セルフケアとしてのストレッチや運動も個別に指導しています。
この冬、体を縮める姿勢から解放され、健やかな日々を過ごしませんか?
お問い合わせはいつでもお待ちしています!