激しい運動をしていないのに疲れるのはなぜ?朝の重さと「お腹の力」を考えた一例

こんにちは、ふらっとサロンの河合です。

「布団に入って寝ているのに、朝から身体がだるい」 「休日は家でゴロゴロしていたのに、疲れが取れない」

こんな経験はありませんか?

激しい運動をしていなくても、疲れを感じることはあります。睡眠やストレスなど、疲れに関わる要因は一つではありません。今回は、サロンで受けたご相談から、身体を支える筋肉の働きと、情報を受け取り続ける生活に目を向けたお話です。

身体は座っていても、頭は休めているだろうか?

先日お越しになったお客様から、朝起きたときから身体が重いというご相談を受けました。

お仕事はデスクワークが中心。一日の大半をパソコンの前で過ごされているそうです。

さらに伺うと、通勤電車や休憩時間、帰宅してからもスマートフォンでSNSやニュースを見て、気になった情報を次々にチェックする習慣があるとのことでした。

仕事中はパソコン。移動中はスマホ。家に帰ってからもSNSや動画。

身体は椅子に座ってじっとしていても、新しい情報を受け取る時間は続いているんですね。

そこで私は、「身体の疲れだけでなく、情報を受け取り続ける生活も関係しているのかな?」という視点も持ちながら、身体を確認しました。

情報の量だけで疲れの原因を決めることはできません。それでも、休息を考えるときには、身体を動かした量だけでなく、普段どう過ごしているかにも目を向けたいと思っています。

仕事中はパソコン、移動中はスマホ、帰宅後もSNSやニュースと、座っている間にも情報を受け取る生活の流れ。

お腹まわりに、力が入りにくい反応がありました

ふらっとサロンでは、痛い場所だけを見るのではなく、姿勢や動き、身体全体の反応を確認します。その際に、キネシオロジーの筋反射テストを使うこともあります。

今回、気になったのがお腹まわりでした。

確認すると、腹部の一部に力が入りにくい反応が見られました。私には、身体の中心が踏ん張りにくい状態になっているように感じられたのです。

これは、その場で確認した反応と私の見立てです。筋反射テストの反応だけで、疲れの原因や身体の中の病気を判断することはできません。

お腹が居眠りして、ほかの筋肉が残業しているような感じ

お腹や背中、骨盤まわりの筋肉は、姿勢や身体の安定を支える働きをしています。

私は今回のお客様の状態を見て、お腹まわりに力が入りにくい分、背中や脚などが余計に頑張って姿勢を支えているのではないか、と考えました。

たとえるなら、お腹まわりの筋肉が居眠りをしている分、ほかの筋肉が残業をしているような感じです。

ご本人は普通に座っているつもりでも、身体の使い方に偏りがあれば、どこかが頑張り続けていることも考えられます。

私は、こうした身体の支え方も、その方の疲れと関係しているのではないかと、一つの可能性として捉えました。

「疲れる人はみんな、お腹に力が入らない」という意味ではありません。今回の一例から、身体全体を確認する大切さをお伝えしたいのです。

お腹まわりが居眠りし、背中や脚が姿勢を支えて働く、筋肉の役割の偏りを説明する比喩。一事例の見立てであることを添えている。

調整後は、もう一度立った感覚を確かめました

原因を一つに決めつけず、お腹まわりを含めた全身を、やさしい刺激で調整しました。

終わったあと、ベッドから降りて、もう一度床に立っていただきました。

すると、

「あれ…? さっきより、しっかり立てている感じがします!」

と、驚いたような笑顔で伝えてくださいました。

私が見ていた反応だけでなく、ご本人が立ったときにどう感じるかも大切にしています。

今回確認できたのは、その場での立ちやすさの感想です。翌朝の疲れがなくなったことや、同じ調整で誰もが同じ変化を感じることまで確認したわけではありません。

「情報を入れない時間」も、休息の一つに

身体を休めているつもりの時間にも、画面を見ていることはありませんか?

休憩中や寝る前に、スマートフォンを置いて、新しい情報を入れない時間をつくってみる。私は、そんな休息も大切にしたいと思っています。

公的な睡眠の案内でも、寝る前は静かに過ごし、画面の明るい光を避けることが勧められています。ただ、情報から離れればお腹の力が戻る、疲れが取れると決まっているわけではありません。

「休んでいる時間に、何をしているかな?」

今日は、そのことを少し振り返ってみませんか。無理のない範囲で、できることから少しずつ試してみてくださいね。

理由の分からない疲れが数週間続く、または日常生活に支障がある場合は、医療機関で相談してください。

あなたが身体を自由に動かし、好きなことを楽しめる毎日を過ごせるよう、私も応援しています。

参考資料

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