お知らせ、ブログ

朝からだるい…眠りの質が疲労感の原因?

2025年07月20日 15:22

こんにちは、ふらっとサロンの河合です。

最近、「子どもの9割が平日に睡眠不足を感じている」

という気になるニュースを目にしました。


眠りが浅くなることで、学習や心身の健康にまで影響が出ているという調査結果が出ているという内容です。

※参考:「子どもの大半が睡眠不足 学習・健康に悪影響」産経新聞(Yahoo!ニュース 2024年5月18日配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/debaefc44fa7502ef2ac021ab46bbb2c267beded


「朝起きても疲れが取れない」「日中もずっと体が重い」

こんな不調を抱えていたら、子供の心身育成に大きな影響を及ぼしそうです。

親御さんも見過ごしていることがあるのではないでしょうか。



この記事では、「朝のだるさ」と「眠りの質」の関係、そして心身のリズムを整えるための工夫を、体のケアの視点からお話ししていきます。


子供を含めたご家族の健康意識にもつながるかもしれません。

もちろん、ご自身の睡眠についてもです。


ひとつの“きっかけ”として、ぜひ読み進めてみてくださいね。


子どもも大人も「睡眠の質」が危ない

子どもの9割が睡眠不足という事実


申し上げたように、文部科学省の協力で行われた大規模調査により、子どもの約9割が平日に十分な睡眠を取れていないようです。


夜遅くまでのスマートフォン使用やゲーム、勉強時間の延長など、生活リズムの乱れが原因とされています。


睡眠不足は集中力の低下だけでなく、自律神経やホルモンのバランスにも影響し、成長にも悪影響が及びます。


つまり「眠れていないこと」が、心身の健やかな発達を大きく妨げてしまっているのです。


親世代も気づいていない“疲れの原因”

今回の調査は子供が対象でしたが、大人も眠りの質が落ちている可能性は充分に考えられます。

私の施術院にも、以下のような声をいただくことがあります。


  • 「夜中に何度も目が覚めてしまう」

  • 「7時間寝ているのに、朝から体が重い」

  • 「仕事をしていても頭がぼんやりする」


これらはすべて、

「眠れているつもりでも、眠りが浅い」

ことに原因があるかもしれません。


眠りの質が落ちると、日中のパフォーマンスや気分にも影響し、慢性的な疲労感につながってしまいます。


「朝だるい」のは眠りの質が関係している?


寝ているのに疲れが取れない理由

「毎日しっかり寝ているのに、なんだかスッキリしない」


このように感じる方は、睡眠の「量」ではなく「質」を意識してみましょう。


眠りには「浅い眠り(レム睡眠)」と「深い眠り(ノンレム睡眠)」があり、このうち深い眠りの時間が少ないと、体も脳も十分に休まりません。


とくに年齢を重ねると、ノンレム睡眠の時間が短くなる傾向があるため、意識的な対策が必要になります。



自律神経と深い眠りのつながり

睡眠の質には、自律神経のバランスが大きく関係しています。
日中は「交感神経」が優位になり、夜は「副交感神経」へと切り替わることで、体が自然と休息モードに入っていきます。


しかし、仕事や家事、介護などで心が休まらないまま夜を迎えると、神経は交感モードのままで、休息モードに切り替わりません。


その結果、眠りが浅くなり、夜中に目が覚める、寝起きがつらい…といった悪循環が起こりやすくなります。



眠りの質を整える3つのヒント


「寝る前スマホ」が質の低い眠りを生む

いま、多くの大人も子どもも、寝る直前までスマートフォンを見ています。


ですがこの習慣こそが、質の低い眠りの大きな原因なのです。


ブルーライトの刺激は脳を覚醒させ、入眠のタイミングを遅らせるだけでなく、深い眠りに入りづらくしてしまいます。
また、SNSや動画、ニュースなどの情報が脳に残り、無意識に考えごとが続いてしまう状態になります。


親が寝る前にスマホを見ていると、子どもたちもそれを“当たり前”の生活習慣として真似します。
だからこそ、まずは大人が「スマホから離れる時間」を作ることが、家族全体の睡眠改善につながります。


→ 目安としては、寝る1時間前からスマホを見ないことをおすすめします。



睡眠環境と習慣の見直し

眠りやすい環境を整えることも、とても大切です。


  • 寝室の明るさは控えめに。できれば照明を暖色に

  • エアコンの風が直接体に当たらないように調整

  • 寝る前にリラックスできる音楽や読書なども効果的

  • カフェインやアルコールは控えめに

  • 寝る・起きる時間をなるべく一定に保つ

  • 寝るときは真っ暗にする


こうした小さな工夫の積み重ねが、体のリズムを整えてくれます。


身体を整えることで深い眠りへ

体のゆがみや筋肉の緊張が強い状態だと、心もリラックスしづらくなります。


特に、首・背中・骨盤まわりのこわばりは、呼吸を浅くさせ、眠りにも悪影響を及ぼします。


当院では、カイロプラクティックや運動を組み合わせた、「河合式三整法」を用いて、その方に合ったケアを行っています。


  • 体の左右バランスを整える

  • 弱った筋肉を軽く刺激して「支える力」を育てる

  • 呼吸を深めやすくする施術でリラックスしやすい体へ導く


こうしたアプローチによって、「施術を受けた日はぐっすり眠れた」とのお声をいただくことも少なくありません。


自分の眠りを整えることが、家族の健康にもつながる


「自分のことは後回し」でがんばるお母さん・お父さん世代ほど、睡眠の問題は見えにくくなりがちです。
でも、眠れていないと、朝からだるさが残ったり、日中の気分に影響したりして、知らず知らずのうちに家族にも“疲れ”が伝わってしまうことがあります。


一方で、「最近お母さん元気だね」「お父さんの機嫌がいいね」と言われるようになると、家庭の雰囲気も自然と明るくなります。


そんな変化のきっかけが、“自分の眠りを見直すこと”かもしれません。

そして、子どもたちにも眠りの大切さを伝えるようになっていただきたいです。



今日のまとめとご案内


今日ご紹介したような方法は、どれも「すぐに完璧にやる」必要はありません。
まずはひとつ、自分にできることから試してみてください。


眠りの質が変わると、体の軽さや気持ちの安定にもつながっていきます。
ご自身やご家族の中で「ちょっと気になるな」という方がいらっしゃれば、
いつでもお気軽にご相談くださいね。