股関節が動きにくいとき、足の指も見てみませんか? セミナーで感じた身体のつながり

こんにちは、ふらっとサロンの河合です。

「股関節が動きにくい」
「脚が上げにくい。歩くと詰まる感じがする」

そんなとき、「股関節が硬いのかな」「ストレッチが足りないのかな」と考えることはありませんか?

私は、股関節が気になるときほど、足元も含めて身体全体を見ることを大切にしています。
先日参加したセミナーでも、そのつながりをあらためて感じる出来事がありました。

股関節のセミナーのあと、足の指に気づいた

参加したのは、股関節の動きを引き出すためのセミナーです。

ただ柔らかくするのではなく、「どこが動いて、どこが支えるのか」。
身体の使い方を見ていく内容でした。

セミナーのあと、立ち方や歩き方に「あれ、なんか違うな」という良い変化を感じました。
さらに、その翌々日。ふと足を見たときに、足の指の開き方が少し変わっていたんです。

股関節のセミナーに行ったのに、足の指まで?

私にとって、気になる場所だけを見ていては気づけない変化でした。
もちろん、この経験だけで、何が足の指の変化を起こしたかまでは分かりません。
それでも、身体全体を見ようとする私の姿勢につながる出来事でした。

「どこが動き、どこが支えるか」を見る

立ったり歩いたりするとき、足元も身体を支える役割を担っています。
足の筋肉についても、立つ姿勢の条件や負荷によって働き方が変わることが研究されています。[1]

だから私は、股関節の動きにくさを聞いたとき、股関節の柔らかさだけに注目しません。
足元でどう支えているか、立つときにどこへ力が入るか、歩くときにどう動くか。
気になる場所と、その周りの働きを合わせて確認します。

「股関節が頑張らされている」という見方も、身体全体へ目を向けるための一つの考え方です。
ただし、足元が原因だと先に決めることはしません。
股関節そのものの状態を確認することも必要です。

立った人の股関節と足元を示し、動きと支えを身体全体から確認する視点を伝える図。

足の指を、無理なく観察してみましょう

まずは、普段立っているときの足の指に、少し目を向けてみてください。

転びにくい平らな場所で、必要なら壁や安定した椅子に手を添えます。
足を見るために無理に前かがみにならず、立つことに不安がある方は座って眺めるだけで十分です。

  • 足の指、特に親指が床から浮いていないか。
  • 指をギュッと握るようにしていないか。
  • 小指側が押しつぶされるような形になっていないか。
足指の浮き、握り、小指側の形を見る3項目と、無理をしない観察の注意を示した図。

これは「良い足・悪い足」を決めるテストではありません。
無理に指を広げたり、床へ押しつけたりせず、今どうなっているかを見るだけです。

指が浮いている、握っている、という見た目だけで、股関節の詰まり感やお尻の張りの原因は判断できません。
気づいたことを、身体の状態を相談するときの手掛かりにしてみてください。

痛み・しびれ・強い違和感が出たら中止してください。
股関節の痛みや動かしにくさが続く、歩くことや日常生活に支障がある場合は、整形外科で相談しましょう。股関節の病気でも痛みや動きの制限が起こります。[2]

私が、痛い場所だけを追わない理由

私自身、40代の頃、少し庭の草取りをしただけで、横にならなければならないほどの腰痛に苦しんだ経験があります。

当時は、つらくなったら施術を受けることを繰り返していました。
私の場合は、それだけでは繰り返すつらさへの解決にならなかったんですね。

その経験もあり、今は気になる場所だけでなく、身体全体の使い方や支え方を確認することを大切にしています。

ふらっとサロンの「身体のバランス調整」では、お話を聞き、姿勢や動き、筋肉の働きなどを確認します。
キネシオロジーの筋反射テストも、身体の反応を確認する方法の一つとして使います。
一つのテストで原因を決めるのではなく、確認したことを合わせながら、その方に応じた施術を考えていきます。

「股関節が気になるときほど、一度、足元も見てみる」

まずは無理のない範囲で、ご自身の足の指がどうなっているか、眺めるところから始めてみませんか。

参考資料

  1. Ridgeら:立位課題における足の筋肉の働きを調べた研究(2022年)。足指の見た目から股関節の不調の原因を判断できることを示す研究ではありません。
  2. 日本整形外科学会「変形性股関節症」。
トップへ戻る