首のこりは肩甲骨の動きとも密接に関係しています。
肩甲骨は首や肩の筋肉を支える土台の役割を果たしており、その動きが制限されると、首周りの筋肉が過剰に働くことになります。
仕事等でPC操作が多い、スマホを手放すことがない
大きなストレスを感じることが多い、
など、
日常の身体の使い方で、気が付かないうちに
身体に歪みが生じていることがあります。
筋肉の緊張が続くと、緊張が解放されないまま
痛みを引き起こすまでになっていることが多いです。
そこで、強張りの強く出る後頭筋群や、
僧帽筋、胸鎖乳頭筋、斜角筋など、首の動きを司る筋肉をほぐしていきます
姿勢不良や運動不足などによって偏った筋肉のバランスを改善していきます
一部の筋肉だけが使われ続けて、使われることの少なかった弱った筋肉を見つけて力を入れ、全体のバランスを整えていきます。
場合によっては、背中や下半身の筋肉の調整が必要なときもあります。
姿勢を正しく保ち、適度な運動を行い、ストレス耐性を高めていきます。
セルフケア運動はご自身でもおこなえるので、定期的なメンテナンスを行い、良い状態を維持することが大切です
首のこりや痛みの原因の一つは、首や肩周辺の筋肉に過剰な負担がかかり、一部の筋肉が使われていない(不労筋)がある状態です。
不労筋を見つけて正しく働かせることが、不調の改善につながります。
首の過労筋をほぐすことで、負担を軽減します。
特に首周りの筋肉は姿勢やストレスの影響を受けやすい部位です。
首周辺には、頭を支えたり、動かしたりする役割を持つ筋肉が多数存在します。
代表的な筋肉をいくつか挙げていきます
後頭下筋群
後頭下筋群は、頭蓋骨の後ろ側にある筋肉の総称です。主に、頭を後ろに倒したり、首を回したりする動きに関与しています。
胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋は、耳の後ろから鎖骨までつながる筋肉です。主に、頭を前に倒したり、首を横に回したりする動きに関与しています。
僧帽筋
僧帽筋は、首の後ろから背中にかけて広がる大きな筋肉です。主に、頭を後ろに倒したり、肩を上げたりする動きに関与しています。
首の不調は、様々な原因によって引き起こされますが、その中でも特に重要な役割を果たしているのが、筋肉のこわばりと神経伝達です。
筋肉のこわばり
上に挙げたような筋肉が、長時間のデスクワークやスマホ操作による猫背、ストレス、運動不足、寒さなどによってこわばると、様々な症状が現れます。
こわばった筋肉は、血流が悪くなり、酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなります。さらに、筋肉が緊張し続けることで、痛み物質が産生され、それが周辺の神経を刺激して、痛みやシビレなどの症状を引き起こします。
神経伝達の影響
首には、脳から体全体へ指令を送る重要な神経がたくさん通っています。これらの神経が、こわばった筋肉によって圧迫や刺激を受けると、正常な信号伝達が阻害され、頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れます。
後頭神経圧迫: 長時間の猫背やストレートネックなどによって、後頭神経が圧迫されると、後頭部や首筋の痛み、頭痛、めまいなどの症状が現れます。
腕神経叢圧迫: 首の骨や筋肉の歪みや腫瘍などによって、腕神経叢が圧迫されると、腕の痛み、シビレ、脱力などの症状が現れます。
現代社会において、首の不調に悩む人は増えています。
その背景には、現代社会特有の生活習慣や環境が大きく影響していると考えられます。
スマートフォンの普及
スマートフォンが普及し、多くの人が長時間下を向いて画面を見続けるようになりました。この姿勢は、首の後ろ側の筋肉に負担をかけ、血流を悪化させます。
パソコン作業の増加
パソコン作業の姿勢は、首や肩の筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こします。また、目疲れやストレスも増え、首の不調に悪影響を与えます。
運動不足
運動不足になると、筋肉が弱くなり、血行不良が起こりやすくなります。首周りの筋肉が弱ると、頭を支えることができなくなり、首の痛みやコリを引き起こしやすくなります。
ストレスの増加
ストレスは、筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こします。また、自律神経のバランスを乱し、首の不調を悪化させる可能性もあります。