肩こりの方へ

  • ちょっとした物を取ろうとして腕を上げようとすると、痛みが出てイラついてしまう。
  • 肩の痛みで寝返りもうてずに睡眠不足が続いている
  • 病院にいっても問題ないと言われ、痛み止めを使うことが多く、なんとかやめたい。
  • 着替えなど日常の動作すらできないぐらい痛くて、気分も落ち込んでいる
  • 家族や職場の人にはこの辛さを理解してもらえずに辛い。早く改善したい
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肩の不調は、日常生活のあらゆる場面に支障をきたし、心身ともに大きな負担となります。
病院で検査しても異常が見つからず、根本的な解決策が見つからない慢性的な肩の痛み。

慢性的な肩の痛み、その原因は?

その原因は、実は筋肉の “緊張と筋力のアンバランス” にあるのです。
日常生活の中で、無意識のうちに筋肉に負担をかけ続けることで、筋肉は緊張し、血流が悪くなります。
例えば、

・常に同じ側のショルダーバッグをかけている

・重い荷物を持つことが多い

・長時間同じ姿勢で作業する

などが、肩の筋肉に負担をかける代表的な例です。
一部の筋肉が緊張し続けていること、それが慢性的な不調を引き起こしています。

この不調を3つのステップを踏んで、改善していきます。

肩の不調を引き起こすメカニズム

肩の不調は、現代人の多くが悩む症状の一つです。その原因は様々ですが、筋肉の緊張や筋力のアンバランスが深く関わっていることが多いです。

肩を動かす筋肉の代表的なものとして、以下の筋肉があります。

僧帽筋(そうぼうきん)   首から背中にかけて広がる大きな筋肉
肩甲挙筋(けんこうきょきん)肩甲骨を上に持ち上げる筋肉
菱形筋(りょうけいきん)  肩甲骨を背中側に引き寄せる筋肉

これらの筋肉は肩を動かすときに連携して動くため、日常生活での姿勢などで一部の筋肉に緊張が続くと、動きも悪くなり、痛みが起こるようになってきます。

3ステップで肩の不調を改善

Step.1
痛む原因と過程、そして体の癖の把握
ショルダーバッグを掛ける側がいつも同じだったり、重い物をもつ仕事を日常的に行っているなど、
気が付かないうちに身体に歪みが生じていることがあります。


この歪みが筋肉の緊張を生み、解放されないまま、痛みを引き起こすまでになっていることが多いです。
歪みは左右だけとは限りません、前後方向で歪んでいることもあります。

この歪みは姿勢に如実に現れてきます。
姿勢をチェックすることで、どのような部位に歪みが起こっているかを見極めます。
Step.2
痛みの緩和と動きを正常に戻すための施術
緊張している部分の筋肉を緩め、歪みの調整を行います。

緊張が強すぎる方は、この緩めの時点で痛みがでてくるかもしれません。
筋肉の反射でさらに緊張が強くなっているためです。
緩めが効果的に入るように施術していきます。

この段階が一番時間が掛かります。
Step.3
家でできるセルフケア指導と実践
緊張している筋肉を伸ばす働きをもつ筋肉に、力が入るように運動を行います。

筋肉は自分で伸びることができません。 
ペアとなっている筋肉の力で伸びていきます。

効果的に伸ばしてもらえる筋肉はどれか、
どういう体勢が効果的かを考慮して、方法を選択していきます。
Step.1
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多くの患者様が、改善を実感されています

 
「夜中に痛くて目が覚めることがなくなった。」

「重い荷物も楽に持てるようになった。」

「痛み止めを飲むのが減った。」

「肩が回りやすくなり、可動域が広がった。」

「姿勢が良くなった。」

  
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肩の不調を引き起こすメカニズム

1、肩廻りの筋肉群

肩の不調に関連する筋肉には多くの種類が関わっています。
代表的な筋肉を紹介していきます。


僧帽筋
(そうぼうきん)
首から背中にかけて広がる大きな筋肉
頭部を支え、腕を上下左右に動かす

猫背やデスクワークなどによる長時間同じ姿勢、運動不足、ストレスなどが原因で緊張しやすい

緊張すると、首や肩の痛み、頭痛、背中の張り、倦怠感などの症状を引き起こす

肩甲挙筋(けんこうきょきん)
肩甲骨を上に持ち上げる筋肉
腕を上げたり、後ろに回したりする動作に関与

重い荷物を持つ、肩に強い負荷がかかる運動などを繰り返すことで負担がかかりやすい

緊張すると、肩の痛み、可動域制限、腕が上がりにくいなどの症状を引き起こす

小円筋(しょうえんきん)
肩甲骨を回転させる筋肉
腕を回したり、後ろに引いたりする動作に関与

運動不足、姿勢が悪い、冷えなどが原因で弱くなりやすい

弱ると、肩関節が不安定になり、痛みや脱臼のリスクが高くなる

その他の関連筋肉

棘下筋(きょくかきん): 肩甲骨を回転させる筋肉。僧帽筋の下にある。
菱形筋(りょうけいきん): 肩甲骨を寄せる筋肉。背中の真ん中にある。
肩鎖骨筋(けんさこつきん): 肩甲骨と鎖骨をつなぐ筋肉。首の後ろにある。
胸鎖乳頭筋(きょうさきにゅうとうきん): 胸骨と鎖骨をつなぐ筋肉。首の前側にある。

肩の動きに関与し、緊張や弱化によって肩の不調を引き起こす筋肉は多くの種類があります。

2、筋肉由来の不調メカニズム

酸素不足と老廃物蓄積
酸素や栄養素が筋肉に行き渡らなくなり、エネルギー不足や機能低下を招きます。
老廃物が蓄積され、筋肉が硬くなり、さらに血流が悪化します。
痛み物質が発生し、痛みを感じるようになります。

神経への刺激
緊張した筋肉は、周囲の神経を圧迫したり、刺激したりします
神経が刺激されると、脳に痛み信号が伝わり、痛みを感じます。
長時間の刺激は、炎症を引き起こし、さらに痛みを悪化させます。

さらに、筋肉の緊張や歪みによって、骨格が歪むと、神経の通り道が圧迫されることもあります。神経がさらに刺激され、痛みが増強することになります。
場合によっては、しびれや脱力などの症状が現れることもあります。

これが、異常が見つからないのに、痛みを感じる という慢性的な肩の痛みのメカニズムなのです。

3、日常生活と肩の不調

現代社会の生活習慣は、私たちの肩に大きな負担をかけています。

パソコンやスマホの普及により、長時間同じ姿勢で過ごすことが増えてます。
猫背姿勢が長く続くと、肩の筋肉に負担をかけ、緊張や歪みを引き起こしやすくなります。

猫背姿勢:
猫背になると、肩甲骨が前方に出てしまい、肩の筋肉が常に緊張状態になります。また、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こすこともあります。

運動不足:
運動不足になると、筋肉が弱くなり、血行不良が起こります。
筋肉に酸素や栄養素が十分に行き渡らず、疲労物質が溜まりやすくなります。
その結果、筋肉が硬くなり、痛みを感じやすくなります。

ストレス:
ストレスホルモンであるコルチゾールは、筋肉を緊張させる作用があります。
ストレスが溜まると、コルチゾールの分泌量が増え、肩の筋肉が慢性的に緊張状態になることがあります。

加齢による筋力の低下:
筋力が低下すると、骨格を支えきれなくなってしまいます。
その結果、特定の筋肉に負担がかかりやすくなります。
特に、肩関節周りの筋肉は、年齢とともに弱くなりやすいため、肩の不調が起こりやすくなります。

これらの原因が複合的に絡み合い、慢性的な肩の痛みを引き起こしているのです。

3ステップの詳細

問診、検査

詳細な問診と検査を行い、痛みの根本原因となっている筋肉の緊張や歪みを特定していきます。

問診
・いつから痛むのか
・どのような動作で痛むのか
・痛みの程度
・これまでの生活習慣
・過去のケガ
などを詳しくお伺いし、痛みの原因を探ります。

検査
関節可動域検査:
肩関節の屈曲・伸展、内旋・外旋、回旋など、肩関節の可動域を検査します。

筋力テスト:
各筋群の筋力を測定します。肩関節周りの筋力(僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋、小胸筋、大胸筋など)を検査して、弱くなっている筋肉を探し出します。

疼痛誘発テスト:
特定の動作や圧迫によって痛みが出現するかどうかを検査します。
腕を上げたり、後ろに回したりする動作の際に痛みが出ないかを確認します。

施術

緊張した筋肉を緩め、歪みを調整します。

一人ひとりの症状に合わせて刺激を調整し、最適な施術を行います。
症状や経過に合わせて、施術内容を調整していきます。

肩こりの原因となる筋肉へのアプローチ例

僧帽筋
トリガーポイントと呼ばれる凝り固まった部分をほぐしていきます。
ストレッチや運動療法で、僧帽筋全体の緊張を緩和していきます。

肩甲挙筋
首の後ろにあるポイントを刺激することで、肩甲挙筋の緊張を緩和していきます。
肩甲骨を動かすストレッチや運動療法を行います。

菱形筋
背中のポイントを刺激することで、菱形筋の緊張を緩和していきます。
肩甲骨を寄せたり、広げたりする運動療法を行います。

小胸筋
胸の前面にあるポイントを刺激することで、小胸筋の緊張を緩和していきます。
胸を開くストレッチや運動療法を行います。

大胸筋
胸の前面にあるポイントを刺激することで、大胸筋の緊張を緩和していきます。
腕を回したり、広げたりする運動療法を行います。

セルフケアで根本改善をサポート

ご自宅でできるセルフケアは、改善を加速する上で重要になります。
特に、筋肉のストレッチ、栄養摂取、睡眠環境は大切です。

ストレッチ

(例)菱形筋ストレッチ
腕を組んで、背中で手を組みます。
肩甲骨を寄せ、背中を丸めます。
胸を開き、肩甲骨を上に引き上げます。

筋肉の疲労回復

栄養バランスのとれた食事を心がけ、ビタミンやミネラルを積極的に摂取しましょう。特に、ビタミンB群やビタミンE、マグネシウムなどは、筋肉の疲労回復に効果があります。水分をこまめに摂取することも大切です。

睡眠環境

睡眠睡眠不足は、疲労を蓄積させ、肩こりを悪化させる原因になります。
質の良い睡眠を得るために、睡眠環境を整えることをおススメしています。

これらのセルフケアについて、お一人お一人の状態に合わせた内容をお伝えしていきます。

  
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肩まわりの筋肉(一例)

肩まわりの筋肉でペアとなっている例

肩まわりには多くの筋肉があります。
その中で背中にかけて広がっている大きな筋肉に、僧帽筋と広背筋があります。
左の図の位置についています。

僧帽筋は首の方までついているので、この筋肉が緊張すると肩甲骨が開いて背中が丸まって巻き肩になってきます。

この僧帽筋の緊張を緩めるのが、広背筋です。
この広背筋がうまく働かないと、肩甲骨を閉じることが難しくなって、巻き肩のままになってしまいます。
巻き肩が続くと、胸が開かないので肺に取り込む酸素もへって、筋肉の疲労物質もなかなかとれないということになります。

筋肉のバランスを整える必要があります。

安心・安全への取り組み

手洗い・消毒を徹底しています
消毒液をご用意しています
マスクを着用しています

十分に換気をしています