雨の日の翌日に身体がつらくなるのは、なぜ?

雨の日の翌日、肩や首が重い、腰が張る、脚が疲れている——。

そんな身体の不調を感じる人が増えることがあります。

雨による不調というと、気圧や湿度の影響を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、それらの影響を受けることもあります。

しかし、もう一つ考えてみてほしいのが、雨の日特有の身体の使い方です。

雨の日、私たちは晴れた日とは少し違う動きをしています。その小さな違いの積み重ねが、翌日の不調につながっている可能性があります。

雨の日は、晴れた日と同じようには動けない

雨の日に外出するときは、傘を差します。

傘を持っている間は片手がふさがるため、荷物を持つ、ドアを開ける、スマートフォンを操作するといった動作を、傘とは反対側の手で行うことが増えます。

それだけではありません。

道ですれ違う人に傘がぶつからないように傾けたり、狭い場所では肩をすぼめたりするなど、周囲にも気をつかわなければなりません。

晴れた日には何気なくできている動作も、雨の日は自由にできません。知らないうちに、身体をひねったり、片側へ寄せたりしながら動いているのです。

傘を持つことで、身体に左右差が生まれる

傘を持つ手は、いつも同じ側になっていませんか?

利き手で傘を持つ人もいれば、利き手を空けるために反対側で持つ人もいます。どちらの場合も、長い時間同じ手で傘を持っていると、身体の片側に負担が集中しやすくなります。

傘が風にあおられないように腕や肩へ力を入れたり、傘を支えるために首や背中を緊張させたりすることもあるでしょう。

さらに、傘を持っていない側の手では、バッグや買い物袋を持つなど、さまざまな動作をしなければなりません。

このような状態が続けば、肩や腕だけでなく、背中や腰にも左右差が生まれやすくなります。

滑りやすい路面では、無意識に踏ん張っている

雨の日に変わるのは、上半身の使い方だけではありません。

濡れた道路や駅の床、マンホールなどは滑りやすいため、足元を気にしながら歩くことになります。

転ばないように歩幅を小さくしたり、いつもよりゆっくり歩いたり、足の裏で地面をつかむように力を入れたりしていないでしょうか。

滑ることへの不安があると、無意識に身体を固めてしまいます。脚で踏ん張るだけでなく、腰や背中、肩にまで力が入ることもあります。

また、足元を見るために頭が下がり、前かがみの姿勢になりやすいのも、雨の日の特徴です。

雨の日は、ただ歩いているだけでも、晴れた日とは違う筋肉を使い、いつも以上に身体を緊張させているのです。

もともとの身体の偏りが助長される

雨の日の動作が、すべての人に大きな不調を起こすわけではありません。

日頃から身体を左右バランスよく使えていれば、雨の日に少し違う動きをしても、それほど大きな影響は出ないかもしれません。

しかし、もともと身体の使い方に偏りがある場合は注意が必要です。

例えば、

  • いつも同じ肩にバッグをかける
  • 立っているとき、片方の脚に体重をかける
  • 座るとき、同じ方向に脚を組む
  • スマートフォンをいつも同じ手で持つ
  • 首や肩、腰の不調がいつも同じ側に出る

こうした習慣がある人は、すでに特定の筋肉へ負担が集中している可能性があります。

そこへ雨の日特有の動きが加わると、普段からある身体の偏りが、さらに強くなってしまいます。

「使いすぎる筋肉」が不調につながる

身体の使い方が偏ると、いつも頑張り続ける筋肉と、あまり使われない筋肉が生まれます。

一部の筋肉ばかりが頑張っている状態では、身体を動かすたびに同じ場所へ負担がかかります。

雨の日には、傘を支える、身体をひねる、滑らないように踏ん張るといった動作が加わるため、普段から使いすぎている筋肉が、さらに働かなければなりません。

その場では気にならなくても、時間がたってから筋肉の張りや重さ、動かしにくさとして現れることがあります。

雨の日の翌日に感じる肩こりや腰の張り、脚の疲れは、こうした負担の積み重ねが関係しているのかもしれません。

雨の日は、身体の偏りが表れやすい日

「雨の日だから不調になった」と考えるだけでは、本当の原因に気づけないことがあります。

雨が不調をゼロからつくったのではなく、もともとあった身体の偏りが、雨の日の動作によって強く表れたとも考えられます。

雨の日の翌日に身体がつらくなる方は、天候だけでなく、雨の日に自分がどのように動いていたかも振り返ってみてください。

傘を持つ手はいつも同じではなかったか。片側だけで荷物を持っていなかったか。滑らないように身体を固めていなかったか。

ご自身の動きに目を向けることで、不調につながる習慣が見えてくることがあります。

まとめ|身体の偏りをチェックしてみませんか?

雨の日は、傘で片手がふさがり、周囲や足元にも注意を払わなければなりません。滑らないように踏ん張るなど、晴れた日とは違う身体の使い方も増えます。

日頃から身体の使い方に偏りがある人ほど、雨の日の負担によってその偏りが強くなり、翌日の不調につながりやすくなります。

では、あなたの身体には、どのような偏りがあるのでしょうか?

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